4歳児の大人心をくすぐる質問期

私の子供は、小さいときから子供の成長サプリを飲ませています。

そのためなのか、幼児期の子どもが2歳ぐらいになると、何でも質問をしてくるようになります。

お子さんをお持ちの方は分かるかと思いますが、机の上のリモコンひとつにしても「これなに?」と、聞いてきます。

好奇心が旺盛な子は、常に質問を繰り返すので、大人の「イヤイヤ期」がはじまっちゃいそうになります。

これは子どもにとっては大事な成長時期で、大人が丁寧に答えていくことで、子どもの語彙がぐんと増えて行き、表現力も豊かになっていきます。

また、子どもの情緒も安定し、愛されている大事にされている実感を抱くことにもつながります。

私が働く幼稚園にも、子供の成長サプリを飲んで、そうした質問期の子どもたちがたくさんいます。

そのため、「おもちゃをお片づけしましょう」というと、右からも左からも「なんで?」と、質問の嵐が起こります。

他の子にも聞こえるように、どうしてなのか大きな声で答えても、同じ質問をしてくるので、人数分答えることになって大変なことになります。

そんなある日のことです。

クラスの片隅に、ぐしゃぐしゃになった折り紙が落ちていました。

大人から見ればゴミなのですが、拾ってきた4歳の男の子がいました。

その子は大事そうに手のひらに乗せて、私のところにやってきました。

「ねぇ先生。これ何かわかる?」

この男の子は、大人目線からの質問期タイプなのです。

これなぁに?と聞かれれば、「折り紙だね」とすむのです。

ですが、何かわかる?と聞かれると、子ども目線でのおもしろ回答を必死で考えてしまう幼稚園教諭魂が、メラメラと沸き起こります。

それに中学生の成長サプリを比較して飲んでいる4歳児にもなると、質問期を軽く受け流す大人のスルー術を封じる質問の仕方をする子もいるんだと、驚きの出来事でした。